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ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。
内灘町では、予防接種法に基づき、ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染を防ぐワクチン(以下「子宮頸がん予防ワクチン」という。)の定期予防接種を実施しています。対象者は無料で接種することができます。
【お知らせ】
子宮頸がん予防ワクチンの積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方(平成9年4月2日生まれから平成20年4月1日生まれまでの女子)に対して公平な接種機会を確保する観点から、「キャッチアップ接種」を実施しております。
小学6年生~高校1年生相当の年齢の女子
(標準的な接種時期:中学1年生相当の年齢の女子)
内灘町からは、中学校1年生をむかえる年の4月に接種券を送付しています。
※対象年齢を過ぎますと有料になりますのでご注意ください。
3回接種
令和3年11月26日付の厚生労働省の通知により、これまで差し控えられていた子宮頸がん予防ワクチンの定期予防接種の個別勧奨が再開が決定されております。
令和3年11月16日付厚生労働省健康局長通知「ヒトパピローマウイルス感染症に係る定期接種の今後の対応について」 [PDFファイル/168KB]
2024年夏以降の子宮頸がんワクチンの大幅な需要増により、接種機会を逃した方のために、
2025年3月31日までに1回以上接種した方は、2025年4月以降も残りの接種を公費で受けられることになりました。
高校1年生相当(平成20年度生まれ) [その他のファイル/135KB]
子宮頸がん予防ワクチンの定期予防接種については、平成25年6月から令和3年11月までの間、国が積極的な勧奨を差し控えたことから、接種を受ける機会を逃し、未接種あるいは接種回数が不十分である人がいると考えられます。
◎キャッチアップ接種の期間は2026年3月31日まで延長されます。接種をご希望の方は、接種間隔やスケジュールを考え、早めに医療機関を受診してください。詳しくは、医療機関にご相談ください。
キャッチアップ接種の詳細については、【子宮頸がんキャッチアップ接種 期間延長のお知らせ】をご覧ください。
内灘町が予防接種を委託している医療機関
※必ず、事前に実施医療機関へお問い合わせください。
令和7年度実施医療機関一覧 [PDFファイル/133KB]
子宮頸がん予防ワクチンには、2価(サーバリックス®)と4価(ガーダシル®)と9価(シルガード®)の3種類があり、種類によって接種間隔が異なります。
また、子宮頸がん予防ワクチンの接種は、原則同じ種類のワクチンで接種します。詳しくは、医療機関にご相談ください。
ワクチン種類 |
接種回数 | 標準 | 標準での接種が難しい場合 |
2価 (サーバリックス) |
3回 | 2回目:初回接種の1か月後 3回目:初回接種の6か月後 |
2回目:初回接種から1か月以上 |
4価 (ガーダシル) |
3回 | 2回目:初回接種の2か月後 3回目:初回接種の6か月後 |
2回目:初回接種から1か月以上 3回目:2回目から3か月以上 |
9価(シルガード) 令和5年4月1日~ |
1回目の接種を 15歳になるまでに受ける場合 計2回接種 |
2回目:初回接種の6か月後 | 1回目と2回目の接種は最低5か月以上あける。 5か月未満で接種の場合は、3回目の接種が必要。 |
1回目の接種を 15歳になってから受ける場合 計3回接種 |
2回目:初回接種の2か月後 3回目:初回接種の6か月後 |
2回目:初回接種から1か月以上 3回目:2回目から3か月以上 |
◎接種間隔やスケジュールは医療機関とご相談ください。
厚生労働省リーフレット「小学校6年~高校1年相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ」(詳細版) [PDFファイル/3.94MB]
厚生労働省リーフレット「平成9年度生まれ~平成19年度生まれまでの女性へ大切なお知らせ」 [PDFファイル/495KB]
厚生労働省 子宮頸がんとHPVワクチンについて
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/index.html<外部リンク>
厚生労働省Q&A
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_qa.html<外部リンク>